「爆笑問題」の太田光さんが、「週刊新潮」に「日本大学芸術学部に裏口入学した」と…

「爆笑問題」の太田光さんが、「週刊新潮」に「日本大学芸術学部に裏口入学した」と報じられ、発行元の新潮社に3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決がきょう21日、東京地裁で行われました。
この日、田中孝一裁判長は名誉毀損(きそん)を認め、新潮社に440万円の支払いとウェブサイトからの記事削除を命じた一方、謝罪広告掲載の請求は退けました。
「週刊新潮」は、2018年8月16・23日夏季特大号に太田さんに関する記事を掲載。
この日、田中裁判長は、「取材源とされる人物が話した内容について、十分な検討や裏付け取材を行ったとは言いがたい」と指摘。「原告の社会的評価を低下させた」と、名誉毀損を認めました。
そのうえで、「タレントである原告は、各種メディアを通じて自ら被害の回復を図ることが一定程度は可能」とし、太田さん側が求めていた謝罪広告の掲載については認めませんでした。
判決後、太田さんは都内で記者会見。
「まずは今回、多目的トイレを利用してしまったことに関して、一言お詫びしたいと思います。大みそかの番組に出るかどうかは、私の立場では言えないので、その辺はご了承ください」と「アンジャッシュ」の渡部建さんをイジりつつ、“太田節”であいさつ。
問題の記事、そして裁判への思いを明かし、「『週刊新潮』は私が世界一好きな雑誌なので。誹謗中傷するつもりはありませんが、記事は一応、法廷では、認められなかったんだよということは、ことあるごとにラジオ、テレビで一生言わせていただこうかなと。そこでトントンかなという感じで今、受け止めております」などと語りました。
なお、新潮社は「大変遺憾」とし、控訴する意向です。
【撮影:島田薫】